水出しにはホットがあるのをご存知ですか?

夏になると連日「これは水出しですか?」という質問を多くいただきます。
アイスティーをお出ししたタイミングで聞かれるこの質問、「熱湯で抽出しアイスにしています」と回答しますが、「お湯でアイス?」と疑問に思う方も多いので、抽出と飲みかたについて簡単な表にしました。

抽出と飲みかたパネルWEB
見ていただいて、なんとなくでもご理解いただけると嬉しいですが、抽出温度は主に「味わいを変化」させ、飲みかたは「その時の気持ちや希望などを表現」します。

例えば「麦茶」。

水出しが一般化される前(水出し麦茶が商品化される前)、麦茶はやかんヤカンでグラグラ煮出していました。
麦茶の抽出は煮出すものだと思われていた、そんな時代に突如現れたのが「水出し麦茶」。
お湯を使わなくていい、冷やすのも簡単、毎日大量に消費する飲み物だけに、手軽に抽出できる水出し麦茶は爆発的に広まりました。
それでも「香ばしさがいい」という煮出し麦茶派もいて、「手軽さがいい」という水出し派、それぞれ判断基準が違うまま現在に至るという感じでしょうか?

話は紅茶に戻りますが、紅茶の抽出温度の傾向については麦茶とほぼ同じ。
味や香りをハッキリクッキリしたいならお湯出し(高音抽出)、スッキリマイルドにしたいなら水出し(低温抽出)。
視点を変えれば、渋みやコクが出る傾向があるお湯出し、エグみを抑える傾向があるのが水出し、というイメージでしょうか?
どちらにも特徴があり魅力があるので、表をご覧頂きながら実際にお試しください。

改めて、まとめについては表をご覧いただきたいのですが、視点を変えてまとめると、
・水出しは1年中使える抽出方法である
・豊かな香りと味を求めるなら高音抽出が向いている
・水出しは6〜8時間の時間を要するが、お湯出しは数分で完成する
・水出しからホットティーで飲む方法とお湯出しからアイスティーにする方法は簡単である

いかがだったでしょうか?

手間を省くという選択。
味にこだわるという選択。

1年の半分はアイスティーを選択する方が多い日本では、毎日の手間を省くことも大切ですし、毎日だからこそ味にこだわる思いも大切だと感じます。
同じ基準でまとめる事で見えてくる、味わいをコントロールする方法がお湯だし水出しという話でした。
(アイスティーの淹れ方についてはご興味のある方も多いので、何らかの形でご説明したいと思っています)

それでは、楽しい紅茶ライフを!

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